紹介会社向け求人票を流用して採用LPを作るときの注意点

紹介会社向け求人票を採用LPに作り替えるイメージイラスト

紹介会社向けの求人票を、そのまま採用LPに貼り付けて公開しても、応募は増えにくいです。理由はシンプルで、求人票が想定している読み手が「紹介会社の担当者」だから。
候補者が知りたい判断材料(具体的な1日の流れ、入社後のギャップ、どこまで裁量があるか等)が抜け落ち、応募直前の不安も残りやすくなります。
この記事では、流用で起きがちな失速ポイントを整理し、採用LPとして“応募まで通る形”に作り替えるためのチェックリストとひな形をまとめます。

この記事でわかること
  • 紹介会社向け求人票を流用すると応募が落ちやすい理由
  • 流用で必ず不足する情報と、追加すべき判断材料
  • 15分で“応募用”に整えるチェックリスト
  • 1画面目/仕事内容/FAQを最低限揃えるひな形
  • 誇張・断定・現場確認で揉めないための注意点

なぜ流用すると応募が減るのか

紹介会社向け求人票は、基本的に「紹介会社の担当者が、社内で候補者に説明するための情報」が中心です。
つまり、候補者に直接見せる前提で作られていないことが多いです。

採用LPは逆で、候補者がその場で判断します。見た瞬間に、次の3つに答えがないと離脱しやすくなります。

  • 自分の仕事か(何を、どのレベルで、毎日やるのか)
  • 条件は成り立つか(給与・時間・場所・働き方の現実)
  • 応募する理由があるか(ここを選ぶ根拠、他社との違い)

求人票をそのまま流用すると、「説明する前提」で書かれている情報が多く、候補者の判断材料が不足します。
その結果、クリックはされても、応募が増えない状態になります。

求人票と採用LPの違い:読み手・目的・必要情報が異なるため、流用すると判断材料が不足する
求人票は「説明する側の資料」、採用LPは「その場で判断されるページ」です。

流用で落ちる3つのポイント

流用で応募が落ちる原因は、だいたいこの3つに収束します。ここだけ直すだけでも、改善が出やすいです。

1)判断材料が足りない(仕事の解像度が低い)

「営業」「事務」「製造」など、職種名だけでは候補者は判断できません。
実際に何をするのか、1日の流れ・扱う商材/機械・やり取りする相手・成果の出し方が必要です。

2)不安が残る(FAQ・安心表記がない)

応募直前の離脱は、「情報がない」より「不安が残る」が多いです。
例えば、残業の実態、評価の仕方、配属、研修、選考の流れなど。先回りして短文で潰すだけで完了率が上がります。

3)1画面目で刺さっていない(訴求が散らかる)

求人票は情報が多くなりがちですが、採用LPの1画面目は“言いたいことを全部”は載せません。
1つの理由(なぜこの仕事を選ぶか)を先に固定して、読み進めてもらう設計が必要です。

流用で落ちる3つのポイント:判断材料不足・不安放置・1画面目の訴求が散らかる
原因は3つに絞れます。全部直す前に、まずどれが一番濃いかを決めます。

15分で応募用に整えるチェックリスト

まずは、求人票を見ながら下のチェックを埋めてください。空欄が多いほど、LPとして弱くなります。
最初から完璧にしなくていいので、空欄を減らすことが優先です。

(A)仕事の解像度を上げるチェック

  • 1日の流れを3〜5行で書ける(例:午前は〇〇、午後は〇〇)
  • 扱う商材・サービス・製品が具体名で書ける
  • 関わる相手(顧客/社内/取引先)が書ける
  • 成果の出し方(何ができたら一人前か)が書ける
  • 入社後1〜3ヶ月で任せる範囲が書ける

(B)条件の“現実”を出すチェック

  • 勤務時間と残業の目安(例:月〇時間程度)が書ける
  • 休日・シフト・繁忙期の傾向が書ける
  • 勤務地と通勤(転勤の有無)が書ける
  • 給与レンジと決まり方(何で上がるか)が書ける
  • 試用期間や手当の注意点が書ける

(C)不安を先回りするチェック

  • 選考の流れ(何回・何を見る)が書ける
  • 入社後のフォロー(研修・OJT)が書ける
  • 評価の仕方(誰が、何を基準に)が書ける
  • 配属・チーム体制(人数、年齢層など)が書ける
  • よくある質問を5個出せる(残業/休み/未経験/社風/選考)

ここまで埋まったら、次は「1画面目」を作ります。1画面目は情報の羅列ではなく、1つの理由に絞ります。

最小構成の採用LPひな形(そのまま使える)

ここでは、最低限“応募まで通る”構成だけを置きます。情報を盛る前に、この順番で揃えるのが安全です。
文章は短くてOKです。大事なのは、判断材料と不安の解消が欠けないことです。

1画面目(最初に伝える1つ)

  • 見出し:この仕事を選ぶ理由を1つに絞って書く(例:未経験からでも〇〇が身につく/裁量を持って〇〇できる)
  • 補足:「どんな人に合うか」を1行
  • すぐ下に:仕事内容(1行)/勤務地/給与レンジ/休日(短く)

仕事内容(候補者が想像できる形にする)

  • やることを箇条書きで5つ以内
  • 1日の流れ(3〜5行)
  • 入社後1〜3ヶ月の期待(何を任せるか)

条件・環境(不安を残さない)

  • 勤務時間・残業目安
  • 休日・繁忙期
  • 給与の決まり方(何で上がるか)
  • チーム体制(人数、役割)

FAQ+安心表記(応募直前のストッパーを外す)

  • よくある質問を5〜8個(短文で)
  • 選考フロー(回数、見るポイント、所要日数)
  • 連絡の目安(応募後にいつ返すか)

ひな形どおりに並べるだけで、流用LPより“応募が通る”状態になります。
反応を見て、足すのはその後で十分です。

採用LPの最小構成:1画面目→仕事内容→条件・環境→FAQ+安心表記→応募
最小構成はこの順番です。先に揃えると、改善がやりやすくなります。

導入前に確認すべき注意点

誇張・断定は避ける(後で揉める)

「絶対に残業なし」「必ず昇給」などの断定は避けてください。現場の状況は変わります。
書くなら「目安」「傾向」「直近の実績」など、現実に合わせた表現にします。

現場確認を省くと、入社後にズレる

仕事内容の解像度は、現場の協力がないと上がりません。最小限でいいので、現場に確認する項目を決めます。
例えば「1日の流れ」「忙しい時期」「成果の出し方」だけでも、ズレが減ります。

“足す”より“絞る”が先

流用LPは情報を足しがちですが、まずは1画面目の訴求を絞る方が効きます。
「言いたいことを全部」ではなく、「この職種を選ぶ理由を1つ」に固定するのが、最初の勝ち筋です。

よくある質問

Q. 求人票から直すなら、どこが一番効果が出ますか?

まずは1画面目です。訴求を1つに絞り、仕事内容と条件の最小セットを短く置くだけで、次の段落まで読まれやすくなります。

Q. FAQはどこに置けばいいですか?

応募ボタンの直前が基本です。迷いが出るタイミングで不安を潰す方が、完了率が上がりやすいです。

Q. 書けない情報が多い場合はどうすればいいですか?

まずは「現場に聞く項目」を3つだけ決めて、短時間で回収します。
1日の流れ/忙しい時期/成果の出し方。この3つがあるだけで、候補者の判断が進みます。

まずは下で詳細をご確認ください。必要なら、そのままご相談ください。

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