写真素材だけで印象が変わる採用LPビジュアルの作り方

採用LPのビジュアルを整えて応募導線の印象を上げるイメージ

採用LPの内容が悪くないのに応募が伸びないとき、原因が「文章」ではなく「見た目(ビジュアル)」にあることがよくあります。
とくに「写真が雑」「統一感がない」「媒体から来た人が別ページに来た気がする」状態だと、候補者は読み進める前に離脱しがちです。
本記事では、フリー〜ストック写真でも“信頼感のある採用LP”に見せるために、写真素材の選び方とLP内の揃え方を具体的に解説します。

この記事でわかること
  • 採用LPで「写真」が応募に影響する理由(候補者の心理)
  • 写真選びで迷わなくなる“チェックポイント”
  • LP内で統一感を出す配置・トーンの揃え方(KV〜本文)
  • よくあるNG例と、すぐ直せる改善パターン
  • 撮影できない場合の現実的な代替案(コスト最小)

なぜ採用LPは「写真」で印象が決まるのか

候補者は、採用LPを最初から熟読して判断するというより、「読む価値があるか」を数秒で判定します。
そのとき大きく効くのが、ファーストビューの写真や、本文中のビジュアルの統一感です。

  • 第一印象:会社が“ちゃんとしていそうか”
  • 安心感:応募しても大丈夫そうか(不安が減るか)
  • 納得感:仕事や人のイメージが湧くか

逆に、写真がバラバラだったり、フリー素材感が強すぎたりすると、
内容が良くても「この会社、雑なのかも」という印象が先に立ち、離脱につながります。
ここで大事なのは“高い写真”ではなく、「揃っていること」です。

採用LPの見た目が整っている例と散らかっている例の比較図
同じ内容でも、写真と余白とトーンが揃うだけで「信頼感」が変わる

最初に決める3つ:誰に・何を・どんなトーンで

写真選びで迷う最大の理由は、“基準がないまま”探し始めることです。
まずは次の3つを、短く決めてから写真を選びます。

写真選びの前に決める3つ(誰に・何を・トーン)を整理した図
写真は“探す”前に、“選ぶ基準”を決める

1)誰に:今回の募集で主に届けたい人物像

ここは細かいペルソナでなくてもOKです。写真の方向性を決めるために、
「経験層」「働き方」「価値観」のどれか1つは言語化しておきます。

  • 例)経験者向け:落ち着いた・実務的・安心感
  • 例)未経験向け:親しみ・分かりやすさ・不安の少なさ

2)何を:ファーストビューで約束すること(1つに絞る)

「働き方」「成長」「安定」「裁量」など、言いたいことが多いほど写真もブレます。
ファーストビューで約束することは、まず1つに絞ります。

  • 働き方:時短/在宅/週休など
  • やりがい:顧客との距離/社会貢献など
  • 安定:長期就業/研修体制など

3)どんなトーン:写真の“温度感”を決める

トーンは「明るい/落ち着いた」くらいの粒度で十分です。
ここが決まると、写真の明度・色味・表情が揃いやすくなります。

  • 明るい:自然光・笑顔・余白多め
  • 落ち着いた:影少なめ・背景シンプル・視線まっすぐ

この3つが決まったら、次に写真を選びます。
写真探しは“作業”ですが、基準づくりは“意思決定”です。
ここを先に済ませると、時間が半分以下になります。

写真素材の選び方:外さないチェックリスト

ここでは、フリー素材やストックフォトでも「それっぽい」ではなく、
採用LPとして違和感が出にくい写真を選ぶためのチェックポイントをまとめます。

採用LPの写真素材を選ぶチェックポイントを整理した図
“素材の良し悪し”より、“採用LPに合うか”の観点で選ぶ

チェック1|「職種」と写真が矛盾していない

たとえば事務職募集なのに、キービジュアルが工場の現場写真だと違和感が出ます。
仕事内容と写真の世界観が矛盾しないことが第一条件です。

チェック2|“やりすぎ感”がない(演技感・広告感を避ける)

フリー素材感が強いのは、ポーズや表情が“広告っぽい”ときです。
自然な動き・自然な表情・背景がシンプルなものを選ぶと、採用LPでは外しにくいです。

チェック3|明るさ・色味が揃えられる

1枚だけ良くても、本文の写真が暗い・色が違うと全体が散らかります。
同じシリーズ(同じ撮影・同じ光)から選ぶと、統一感が出ます。

チェック4|人物写真に頼りすぎない(難しい場合は“空気感”で勝つ)

人物写真は当たり外れが大きいので、難しい場合は、
オフィスの一角/作業風景の手元/道具/空間などの“空気感”写真で揃えるのが安全です。

LP内で統一感を出す:KV〜本文の揃え方

写真が揃って見えるLPには、共通して“ルール”があります。
ここでは、採用LPに最低限入ることが多い構成を前提に、揃え方を整理します。

ルール1|ファーストビューは「主役1つ」にする

ファーストビューは、情報を盛り込むほど読まれません。
写真も同じで、1枚に主役が複数いると散らかります。
「何を伝えたいか」と同じだけ、“何を見せたいか”も1つにします。

ルール2|本文画像は「3点セット」で揃える(種類を混ぜない)

本文の画像は、種類を混ぜると一気に雑に見えます。
まずは次のどれかで統一するのが安全です。

  • 空間(オフィス・現場)で統一
  • 手元(作業風景)で統一
  • 道具(PC・ツール・設備)で統一

ルール3|余白と切り抜き方を揃える

同じ写真でも、「トリミング」「余白」「角丸」の扱いが揃うと統一感が出ます。
ここはデザインセンスというより、ルールを決めて守るだけで改善します。

ルール4|媒体→LPで“別世界”にならないようにする

求人媒体に載っている写真・文章と、LPの世界観が違うと、候補者は「別の会社?」と感じます。
媒体側に載せられる写真があるなら、LPでも同系統の写真に寄せるとスムーズです。

よくあるNG例と、すぐ直せる改善パターン

NG1|画像のテイストがバラバラ(人物→風景→イラスト)

これが一番多いです。対策はシンプルで、本文画像の種類を1つに統一してください。
迷う場合は「空間」か「手元」が最も外しにくいです。

NG2|写真が“強すぎる”(広告っぽい・演技っぽい)

採用LPは、広告のランディングページよりも“信頼”が重要です。
表情が強い人物写真より、自然光の空間写真や、作業の手元写真の方が合うケースが多いです。

NG3|写真の明るさが揃っていない

ここは編集で直せます。最低限、次の2つだけ揃えると改善します。

  • 明るさ(暗い写真を混ぜない)
  • 色温度(青っぽい/黄っぽいを混ぜない)

改善の順番(迷ったらこれだけ)

  1. 本文画像を「空間」or「手元」で統一
  2. 明るさ・色温度を揃える(同シリーズから選ぶ)
  3. ファーストビューは主役1つ、余白多めに

よくある質問(FAQ)

Q1. 写真撮影ができないのですが、フリー素材でも大丈夫ですか?

大丈夫です。ポイントは「高い写真」ではなく、統一感です。
同シリーズ・同じトーンの素材を選び、本文画像の種類を混ぜないようにすると外しにくいです。

Q2. 人物写真は必須ですか?

必須ではありません。人物が難しい場合は、空間・手元・道具などで“空気感”を揃えた方が、採用LPでは自然に見えることが多いです。

Q3. 何枚くらい入れるのが適切ですか?

最小構成なら、ファーストビュー1枚+本文3枚で十分です。
まずは少ない枚数で揃え、必要に応じて追加してください。

Q4. 媒体の写真とLPの写真は同じにすべきですか?

完全一致である必要はありませんが、候補者が別世界に来たと感じないように、
近いトーン(明るさ・色味・温度感)に寄せるのがおすすめです。