採用フローを「7ステップ」に分解してボトルネックを見つける方法

採用フローを7ステップに分けると詰まりがすぐ見つかる

「応募が増えない」「面接につながらない」「内定が決まらない」──採用の悩みは症状が違っても、原因はだいたい同じ場所で詰まっています。
ただ、採用はやることが多く、どこから手を付けるべきかが曖昧になりがちです。
この記事では、採用活動を7ステップに分解し、どこが詰まっているかを週次で見つけて直す方法をまとめます。
“すぐ変えられることだけ”に絞り、次にやることが決まる形にします。

この記事でわかること
  • 採用活動を7ステップに分けて整理するやり方
  • 詰まりを特定するための「見る順番」とチェック項目
  • ステップ別に、まず直すべきポイント(1日〜1週間で可能)
  • 週次で回すための最小ルーティン(30分でOK)

採用の詰まりは7ステップのどこかに必ずある

採用がうまくいかないとき、原因は「媒体が悪い」「市場が厳しい」と言いたくなります。
ただ実務上は、同じ媒体でも成果が変わるケースが多く、差が出るのは動線と運用です。

まず押さえたいのは、採用は“点”ではなく“流れ”でできていること。
流れを分解して見れば、改善は難しくありません。逆に、流れを見ずに部分だけ直すと、効果が出にくくなります。

「詰まり」はだいたい3種類に集約される

  • 集客の詰まり:見られていない/クリックされない
  • 応募の詰まり:内容が刺さらない/フォームで落ちる
  • 選考の詰まり:連絡が遅い/日程が決まらない/辞退が増える

採用フロー7ステップの全体像

ここでは採用を「表示」から「入社」までの流れで7つに切ります。
会社によって呼び名は違ってOKですが、分け方を固定するのが目的です。

  1. 表示(求人が見られる)
  2. クリック(詳細・LPへ進む)
  3. 応募開始(フォームを開く)
  4. 応募完了(送信できる)
  5. 面接設定(日程が決まる)
  6. 内定承諾(辞退を減らし、決まる)
  7. 入社(入社まで到達する)

採用フロー7ステップ(表示→クリック→応募開始→応募完了→面接設定→内定承諾→入社)
採用は7つのステップに分けると、どこで落ちているかが見えるようになります。

詰まりを見つける「見る順番」

見る順番を間違えると、不要な改善に時間が溶けます。
基本は、後ろから前へです。理由は、後ろが詰まっているのに前だけ増やすと、ムダが増えるからです。

見る順番(後ろ→前)

  1. 面接設定:連絡の遅さ/日程調整が長引く
  2. 応募完了:フォームで落ちる/入力が重い
  3. クリック:ファーストビューで刺さらない/訴求がズレている
  4. 表示:そもそも見られていない

まずは「面接設定」と「応募完了」だけ見ても、採用の体感はかなり変わります。
ここは運用で直せる部分が大きいからです。

詰まりを見つける見る順番(面接設定→応募完了→クリック→表示)
後ろが詰まっている状態で前だけ増やすと、ムダが増えます。後ろから直すのが基本です。

ステップ別チェックリスト(まず直す場所)

ここでは「1日〜1週間で直せる」範囲に絞って、各ステップで見るポイントを整理します。
1回で全部やる必要はありません。詰まっているステップからでOKです。

ステップ4 応募完了が少ない(フォームで落ちている)

  • 入力項目が多すぎないか(最低限に絞れているか)
  • スマホで文字が小さくないか(1画面目で「何を入力するか」が見えるか)
  • 必須項目が多すぎないか(最初は「連絡先+一言」でも回る)
  • 送信後の案内が分かりやすいか(完了・次の流れ・連絡目安)

ステップ5 面接設定が少ない(連絡・日程調整で落ちている)

  • 応募受領が当日中に返っているか
  • 日程提示が「候補日3パターン」で固定されているか
  • 返信のゴールが明確か(A/B/Cから選ぶ)
  • 前日リマインドがテンプレ化されているか

ステップ2 クリックが少ない(ファーストビューで刺さらない)

  • 冒頭で「何の仕事か」「どんな働き方か」「勤務地」が短く出ているか
  • 訴求が1つに絞れているか(メッセージが散っていないか)
  • 媒体とLPで言っていることがズレていないか

ステップ1 表示が少ない(見られていない)

  • 求人タイトルが検索される言い方になっているか
  • 勤務地・雇用形態・給与レンジが分かりやすいか
  • 露出(掲載枠・更新頻度・表示設定)に抜けがないか

「運用で直す」観点だと、まずは応募完了面接設定が効果が出やすいです。
ここを整えてから、クリックと表示に戻るのが無駄が少ない順番です。

7ステップのうち、まず直す場所(応募完了・面接設定を優先)を示す図
まずは応募完了と面接設定を整えると、採用の体感が変わりやすいです。

週次30分で回す最小ルーティン

大がかりなレポートは不要です。週次で回すなら、次の4つだけで十分です。
30分で終わる形にして、継続できる状態を優先します。

  1. 面接設定率:応募に対して面接がどれだけ決まったか
  2. 応募完了率:フォームを開いた人が送信まで進んだか
  3. クリック率:表示に対して詳細/LPに進んだか
  4. 修正を1つ決める:次の1週間で直すポイントを1個だけ

よくある質問

Q. 7ステップ全部を計測しないと意味がありませんか?

最初から全部は不要です。まずは応募完了面接設定だけでも十分効果が出ます。
回り始めてから、クリックや表示に広げるのが安全です。

Q. 週次で見る数字が少なすぎませんか?

数字が多いほど改善が速くなるわけではありません。
週次で継続できる最小単位にして、毎週1つだけ直すほうが結果が出やすいです。

Q. まずどこから着手すべきか迷います

迷ったら、後ろからです。
具体的には面接設定(連絡・日程)応募完了(フォーム)の順で直すと無駄が少ないです。