
Indeedに求人を出しているのに「表示が安定しない」「急に露出が落ちた」。
こういうとき、原因は“媒体のせい”ではなく、求人票の条件表記がガイドライン・ポリシーに沿っていないケースが多いです。
この記事では、2025年12月の日本向けガイドライン更新内容を踏まえて、給与・固定残業・試用期間の書き方を30分で点検する手順をまとめます。
- Indeedで表示が落ちやすい「給与・固定残業・試用期間」の典型ミス
- 30分で終わる点検チェックリスト(今週やること)
- 固定残業・試用期間の条件を“誤解なく”書く表記例
- 年齢・属性の地雷を避ける言い換えの考え方
何が更新されたか(どこで落ちやすいか)
2025年12月、Indeedの日本向け求人投稿ガイドライン(日本のパートナー向け)が更新され、
求人情報に必要なフィールドや、固定残業代・試用期間の扱いがより具体例つきで整理されています。
とくに実務で詰まりやすいのは次の3点です。
- 給与:最低賃金の対象となる賃金だけを切り出し、手当・残業代を混ぜない
- 固定残業代:金額だけでなく「時間数」「超過分は別途支給」をセットで書く
- 試用期間:通常期間と条件が違うなら、その差を曖昧にしない
ここが曖昧だと、掲載が止まる/露出が落ちるだけでなく、応募者側の不信にも直結します。
“採用改善”を始める前に、まず表示される土台を固めるのが先です。

中小企業の影響(表示されない=改善以前に負けている)
表示が落ちると、クリック率や応募完了率の改善以前に、入口(表示)が消えます。
つまり、いくらLPやフォームを整えても、母数がゼロに近づいていく。
ここを放置すると「媒体が合わない」と誤判断し、やるべき改善がブレます。
逆に言えば、条件表記を整えるだけで露出が戻るケースもあります。
今週は“採用広報の上手さ”ではなく、“表記の整合”だけをやり切るのが勝ち筋です。
今週やることチェックリスト(30分で点検)
① 給与の「最低賃金対象」を切り出す
- 月給/時給のどちらかを基準にし、表記ブレをなくす
- 通勤手当・各種手当・残業代は、基本給に混ぜない
- 給与レンジを書くなら、上限の根拠(条件)を添える
② 固定残業の条件を“セット”で書く
- 固定残業代の金額
- 固定残業の時間数(例:20時間分)
- 超過分は別途支給する旨
- 試用期間中に固定残業の扱いが変わるなら、その差分

③ 試用期間の条件差を曖昧にしない
- 試用期間の長さ(例:3か月)
- 本採用との違いがある項目(給与、固定残業、業務範囲など)
- 違いがないなら「条件変更なし」と明記する
④ 年齢・属性を匂わせない
- 「20代歓迎」「若手歓迎」などの年齢想起ワードは避ける
- 代わりに、求める行動・スキル・働き方で条件を説明する
- 応募条件に合理的根拠が必要な場合は、理由を明示する

ここまで整えたうえで、ようやく「ファーストビュー」や「フォーム」「FAQ」の改善が効いてきます。
先に入口を安定させる。順番を間違えないのがポイントです。
すぐ使える表記例
固定残業がない場合
給与:月給 280,000円〜350,000円(基本給)
※残業代は1分単位で別途支給します。
固定残業がある場合(通常期間のみ)
給与:月給 300,000円〜380,000円(基本給 250,000円+固定残業代 50,000円)
固定残業代は月20時間分を含みます。超過分は別途残業代を支給します。
試用期間(3か月)は固定残業代の支給なし(残業代は別途支給)です。
試用期間も含めて固定残業がある場合(条件差がない)
給与:月給 320,000円〜400,000円(基本給 270,000円+固定残業代 50,000円)
固定残業代は月20時間分を含みます。超過分は別途残業代を支給します。
試用期間(3か月)も条件変更はありません。
表記は“盛る”ほど不利になります。曖昧な条件は、露出・応募・面接のすべてで負けます。
事実を短く、誤解なく。これが最短で効きます。
よくある質問
給与レンジの上限はどう書けばいい?
上限を書いて良いですが、「何ができれば上がるのか(条件)」がないと不信につながります。
例:経験・役割・資格・シフト条件など、上限の根拠を1行添えてください。
固定残業は“時間数”が必須?
実務上は「金額だけ」だと誤解が起きやすく、審査・応募の両面で弱くなります。
時間数と超過分支給をセットで書く運用に揃えるのが安全です。
試用期間で条件が変わるとき、どこまで書く?
変わる項目だけでOKです。給与・固定残業・業務範囲など、“応募判断に影響する差分”は必ず明記してください。
出典はどこを見ればいい?
Indeedの求人投稿ガイドライン(日本)と、求人掲載基準(ポリシー)を一次情報として確認してください。