採用LP社員インタビューの作り方|読まれる構成と質問例

採用LP社員インタビューの作り方|読まれる構成と質問例

採用LPに社員インタビューを掲載しても「見てもらえない」「読まれても応募につながらない」という声はよく聞きます。問題のほとんどは構成にあります。「入社した理由→仕事内容→やりがい→メッセージ」という定番の流れは、読んだ人が「どこの会社も同じことを書いている」と感じて離脱します。読まれるインタビューには、候補者の不安に答える設計が必要です。この記事では社員インタビューの構成設計から質問例・仕上げまでを整理します。

この記事でわかること

  • 社員インタビューが読まれない根本的な原因
  • 候補者の不安に答える構成の作り方
  • そのまま使える質問リスト20問
  • インタビュー対象者の選び方
  • 読まれるタイトル・リード文の書き方

インタビューが読まれない根本的な原因

「企業が見せたいこと」を書いているから

多くの社員インタビューは「なぜこの会社を選んだか」「仕事のやりがいは何か」「会社の魅力は何か」という企業に都合の良い質問で構成されています。読んでいる候補者が知りたいのは、そこではありません。

候補者が社員インタビューを読む目的は「入社後の自分の生活をイメージしたい」「表に出ていないリアルを知りたい」「自分と同じ境遇の人が入って満足しているか確かめたい」の3つです。企業目線の構成ではこれらに答えられていないため、読まれても動かないコンテンツになります。

読まれないインタビューと読まれるインタビューの構成比較

「企業が見せたいこと」ではなく「候補者が知りたいこと」に答える構成が鍵

候補者の不安に答える構成設計

候補者がインタビューを読む理由は「不安の解消」です。採用対象によって不安の中身は変わりますが、中途採用の候補者には共通して以下の5つの不安があります。

候補者の不安 インタビューで答えるべき内容
馴染めるか 入社直後の受け入れ体制・職場の雰囲気・コミュニケーションの実態
仕事についていけるか 入社直後の業務範囲・教育の仕組み・最初の3か月間の実態
成長できるか 仕事の任され方・スキルアップの具体例・キャリアの変化
生活と両立できるか 実際の残業時間・休みの取りやすさ・子育て中の社員の実態
長く働けるか 長期在籍者の話・会社の安定性・将来のビジョン

推奨の構成順

以下の順番で構成すると、候補者が途中で離脱せずに最後まで読みやすくなります。

  1. タイトル+リード文:読む人を絞り、インタビュー対象者への共感を作る
  2. 入社前の状況と転職理由:「同じ境遇の自分」を重ねやすくする
  3. 入社直後のリアル:受け入れ・最初の業務・不安だったこと
  4. 今の仕事内容と手応え:具体的な業務・任され方・数字
  5. 会社・職場の意外な一面:公式情報には出てこないリアル
  6. この会社に向いている人へのメッセージ:読者への問いかけで終わる

そのまま使える質問リスト20問

以下から取材する内容に合わせて選んで使ってください。全部聞く必要はありません。構成の各ブロックから2〜3問選ぶと自然な流れになります。

【入社前・転職理由】

  1. 転職を考え始めたのはどんなきっかけでしたか?
  2. 転職活動中、どんなことを一番重視して会社を選んでいましたか?
  3. この会社を選んだ決め手は何でしたか?他社と迷った点はありましたか?
  4. 入社前に不安だったことはありましたか?実際はどうでしたか?

【入社直後のリアル】

  1. 入社してすぐ、最初に感じたことは何でしたか?
  2. 最初の1か月、どんな仕事をしていましたか?
  3. 先輩や上司からのフォローはどうでしたか?
  4. 「思っていたのと違った」と感じたことはありましたか(良くも悪くも)?

【今の仕事と成長】

  1. 今どんな仕事を担当していますか?一日の流れを教えてください。
  2. 仕事の中で、自分が決められる範囲(裁量)はどのくらいありますか?
  3. 入社してから、スキルや経験でどんな変化がありましたか?
  4. 今まで一番やりがいを感じた仕事や場面を教えてください。

【職場・チームのリアル】

  1. チームの雰囲気を一言で表すとどうなりますか?
  2. 仕事で困ったとき、誰かに相談しやすい環境ですか?
  3. 会社の「意外と良かった」と感じるところはどこですか?
  4. 仕事以外での社員同士の関わりはどのくらいありますか?

【ライフスタイル・働き方】

  1. 実際の残業時間はどのくらいですか?休みは取りやすいですか?
  2. 仕事とプライベートのバランスについて、実際のところを教えてください。

【読者へのメッセージ】

  1. この会社で活躍しやすいのは、どんなタイプの人だと思いますか?
  2. 転職を考えている方に、一言メッセージをお願いします。

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対象者の選び方

誰にインタビューするかは、誰に読んでほしいかで決まります。

狙うターゲット 選ぶべき対象者の属性
他業界・異職種からの転職者 未経験で入社し今活躍している社員
大企業からの転職を考えている人 大手出身の社員・裁量の大きさを実感している人
子育て中・ライフバランス重視の人 育児をしながら働いている社員
キャリアアップ志向の若手 入社3〜5年で責任ある仕事を担っている若手社員

「会社のことをよく知っている人」ではなく「採りたい人と近い境遇の人」を選ぶことが重要です。読んだ候補者が「自分のことを書いてある」と感じることで、次のアクション(応募・問い合わせ)に進みやすくなります。

タイトル・リード文の作り方

どれだけ良い内容でも、タイトルで読む人を絞らないと届きません。

タイトルの基本構造

「【対象者の属性】+ 入社前の課題 + 入社後の変化」の形にすると、読む人が自分ごとに感じやすくなります。

NG(誰向けかわからない) OK(読む人が明確)
「自分のペースで成長できる環境」営業 田中 前職で「言われたことをやるだけ」だった私が、入社1年で顧客折衝を任される理由
「チームワークで乗り越えた」経験談 子育て中でも定時退勤できた。残業月5時間の実態を3年目社員に聞いた

リード文の役割

リード文(冒頭2〜3文)は「このインタビューが誰向けで、何がわかるか」を伝えます。「○○に悩んでいる方に読んでほしい」という一文を入れるだけで、ターゲット外の人が早期に離脱し、ターゲットの人が最後まで読む確率が上がります。

よくある質問

Q. 社員がインタビューに消極的な場合はどうすればいいですか?

「うまく話せるか不安」という社員がほとんどです。「会話を文字起こしして編集するので、うまく話す必要はない」と伝えるだけで参加しやすくなります。また「20〜30分の会話でOK」と時間の短さを示すことも有効です。最初は最も協力的な社員1人から始め、公開後の反応をその社員に見せることで「自分の言葉が役に立てた」という体験が広まり、次の協力者が増えます。

Q. インタビューは何人分掲載すれば十分ですか?

採用職種が1つなら2〜3人で十分です。複数職種を採用している場合は職種ごとに1人ずつ用意することを優先します。数を増やすより、ターゲットに合った対象者を選ぶことの方が効果に直結します。

Q. プロのカメラマンや編集者に頼む必要がありますか?

最初はスマートフォンの写真と社内での文字起こし編集で十分です。写真の質より「本人の言葉のリアルさ」が読者に届く度合いを決めます。プロに頼むのは、コンテンツの方向性と質問設計が固まってから検討する順序が現実的です。

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