
面接日程調整が長引くと、候補者の熱が冷めて離脱しやすくなります。
いちばん多い原因は、候補日が少ないことではなく、候補日の出し方が毎回バラバラで、往復が増えることです。
この記事では、日程調整を「候補日3パターン」で固定し、返信が来ない・候補が合わない・当日リスケまでをテンプレで処理できる形にまとめます。
文章は短く、次に取る行動が迷わない設計にしています。
- 日程調整が長引く典型パターンと、詰まりを減らす考え方
- 候補日3パターン(時間帯テンプレ)の作り方と運用ルール
- メール/SMSで使えるテンプレ(初回提示・再提示・リマインド・リスケ)
- 面接官の候補回収を最小工数で回す方法
日程調整が長引くときに起きていること
原因は「候補日が少ない」より「提示の型がない」
日程調整が長引く現場では、候補日そのものより、提示の仕方が毎回違うことが多いです。
例:今回は2案、次は「都合の良い日を教えて」、別の回は時間帯が曖昧…という状態です。
往復が増えるポイントは3つ
- 時間帯が曖昧(午前/午後だけ、など)
- 返信のゴールが曖昧(何を返せば確定か分からない)
- 期限がない(後回しになり、熱が下がる)

候補日3パターンの基本設計
ここでいう「候補日3パターン」は、候補日を3つ出すという意味だけではありません。
曜日・時間帯・返信のしかたをセットで固定することで、往復を減らします。
候補日の型はこの3パターンで固定する
- パターンA:平日夜(例:18:00〜20:00開始)
- パターンB:平日昼(例:12:00〜14:00開始)
- パターンC:土曜(例:午前開始)※実施する場合のみ
各パターンは「開始時刻を2つ」までにすると、相手の判断が速くなります。
例:18:30開始 or 19:30開始 のように、選べるが迷わない状態を作ります。
返信のゴールを1つにする
返信は「A/B/Cのどれか1つを選ぶ」に固定します。
上記が難しい場合だけ、「可能な日時を2〜3つ返信」に分岐させます。
期限は“急かさずに”明確にする
催促ではなく、運用上の前提として期限を置きます。
例:返信期限:◯月◯日(◯)18:00。

テンプレ集(初回提示・確定・リマインド)
テンプレ1 候補日提示(初回)
件名例:面接日程のご相談([職種名])
【[会社名]】採用担当の[氏名]です。
ご応募ありがとうございます。面接日程のご相談です(所要時間:[30/45/60]分)。
以下から、ご都合のよい日時を1つお選びください。
A:◯月◯日(◯)18:30開始 / 19:30開始
B:◯月◯日(◯)12:30開始 / 13:30開始
C:◯月◯日(◯)10:00開始 / 11:00開始(※実施する場合のみ)
上記が難しければ、可能な日時を2〜3つ返信いただければ調整します。
返信期限:◯月◯日(◯)18:00までにご返信ください。
SMS短文例
[会社名]採用担当です。面接日程のご相談です([30/45/60]分)。
A◯/◯( )18:30or19:30 / B◯/◯( )12:30or13:30 / C◯/◯( )10:00or11:00 から1つ選んで返信ください。
難しければ候補を2〜3つお願いします(期限◯/◯ 18時)。
テンプレ2 日程確定(オンライン)
件名例:面接日時の確定([職種名])
【[会社名]】採用担当の[氏名]です。
面接日程が確定しましたのでご案内します。
日時:◯月◯日(◯)◯:◯〜(所要時間:[30/45/60]分)
形式:オンライン([Google Meet/Zoom])
参加URL:[URL]
当日は開始時刻になりましたら、上記URLからご参加ください。
ご不明点があれば、このメールに返信でご連絡ください。
テンプレ3 前日リマインド
件名例:明日の面接のご案内([職種名])
【[会社名]】採用担当の[氏名]です。
明日の面接について、念のためご案内します。
日時:◯月◯日(◯)◯:◯〜
形式:[オンライン/対面]
(オンラインの場合)参加URL:[URL]
(対面の場合)場所:[住所]/受付:[受付方法]
ご不明点があれば、このメールに返信でご連絡ください。
詰まり対応テンプレ(返信なし・合わない・リスケ)
テンプレA 返信が来ない(仮押さえ提案)
【[会社名]】採用担当です。先ほど日程候補をお送りしました。
もし差し支えなければ「Aの18:30開始」で仮押さえしますが、ご都合いかがでしょうか。
難しければ、可能な日時を2〜3つ返信ください(返信期限:◯/◯ 18:00)。
テンプレB 候補が合わない(再提示)
ご返信ありがとうございます。承知しました。
別の候補をご用意しましたので、以下から1つお選びください(所要時間:[30/45/60]分)。
A:◯/◯(◯)18:30開始 / 19:30開始
B:◯/◯(◯)12:30開始 / 13:30開始
C:◯/◯(◯)10:00開始 / 11:00開始(※実施する場合のみ)
上記が難しければ、可能な日時を2〜3つ返信いただければ調整します。
返信期限:◯/◯(◯)18:00までにご返信ください。
テンプレC 当日直前のリスケ(再調整)
ご連絡ありがとうございます。承知しました。
差し支えなければ、次の候補からご都合のよい日時を1つお選びください。
A:◯/◯(◯)18:30開始 / 19:30開始
B:◯/◯(◯)12:30開始 / 13:30開始
C:◯/◯(◯)10:00開始 / 11:00開始(※実施する場合のみ)
難しければ、可能な日時を2〜3つ返信ください。調整します。

面接官の候補回収を最小工数で回す
日程調整が遅れるもう一つの原因は、面接官側の空きが見えないことです。
ここは仕組みを大きく変えず、次の2点だけ固定すると回りやすくなります。
ルール1 面接枠を週次で先に確保する
毎回「空いてますか?」をやると遅くなります。
週の最初に、面接官の空き時間を2〜3枠だけ確保しておき、そこに当てはめます。
ルール2 候補日を“パターンで”回収する
「いつ空いてますか?」ではなく、候補日3パターンをそのまま投げて、◯/×で返してもらうのが最短です。
返答形式を固定すると、回収が速くなります。
応募〜面接までの連絡全体を整えたい場合は、連絡テンプレ集の記事も併せて使うと運用が一本化できます。
応募〜面接までの連絡テンプレ集(メール・SMS・電話)
よくある質問
Q. 候補日を3つ出しても決まらないときはどうすればいいですか?
候補日の数より、時間帯と返信のゴールが曖昧になっているケースが多いです。
「開始時刻は2つまで」「返信はA/B/Cのどれか1つ」の型に戻してください。
Q. 返信期限を置くと印象が悪くなりませんか?
「急いでください」ではなく、運用上の期限として置けば問題になりにくいです。
期限がないほうが後回しになり、結果的に離脱が増えます。
Q. 土曜候補は必ず入れるべきですか?
無理に入れる必要はありません。実施しない場合はCを外し、A/Bだけで運用して構いません。
その代わり、A/Bの候補日を「別日」にして選びやすくすると決まりやすくなります。